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のり弁食べたら書くブログ

のり弁の食レポに特化した世界で唯一(たぶん)のブログです

2024'11.23.Sat
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2021'10.01.Fri

京都太秦穂久杉の「太秦のり弁」を食べた。





京都方面への出張時に駅の売店で買い求めた。定価税込870円。熱量813キロカロリー。製造者は京都市左京区にある株式会社はやし(穂久杉太秦本店)。この京都の穂久杉という会社は、駅弁のほか、時代劇撮影所のロケ弁なども手掛けている弁当専門店なのだという。すべてのおかずがご飯の上に載る一体型で、添付調味料はなし。おかずの種類は、白身魚フライ、ちくわ天、きんぴら、焼き鮭、卵焼き、蓬(よもぎ)麩田楽、柴漬けごま油炒め。そしてご飯の下にはおかかという内容。包み紙はなんとなくレトロ風、お手拭きのパッケージも「京都→穂久杉」というキップのデザインになっているなど旅情を感じさせてくれるところが好感触……と思いながらの実食。白身魚フライは、小ぶりだが身は詰まっていて、薄味のタルタルソースの味とよく合う。ちくわ天は、青海苔もなにもなく、さっぱりというより無味。味気ないので醤油をかけたかった。きんぴらは、輪切りになったレンコンが2枚。唐辛子が効いていて箸休めになる(柴漬けごま油炒めも、この弁当の中では濃い味で同様)。焼き鮭はこのランクの駅弁にしてはかなり立派なもの。ただし、骨が多いのには閉口した。卵焼きは薄味で関西風。そして弁当の具材としては出色ともいえる蓬麩田楽。甘めの味噌がどことなく和菓子を感じさせる風情、まさに京のおばんざいという感じで楽しかった。一方、ご飯のほうは「瀬戸内産海苔使用」とのことで、かなりしっかりした海苔と甘辛く煮たおかかが絶妙なハーモニーを醸し出していて最後まで飽きずに食すことができた。というわけでの総合評価は7点(10点満点中)。駅弁という限られた条件において、できるかぎりのギミックを入れてきた風情ののり弁。高価な駅弁が多いなか、900円を切る価格でリリースしている点もよかったと思う。




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「のり」もしくは「海苔」が弁当名に入っている弁当だけをレビューします。
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