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のり弁食べたら書くブログ

のり弁の食レポに特化した世界で唯一(たぶん)のブログです

2024'11.23.Sat
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2020'11.05.Thu
てとての「おいしい海苔弁当」を食べた。





同店は東京駅改札内にある自然派志向の魚惣菜・焼魚弁当専門ショップ。新幹線車内での飲食用として多くの人に利用されているお店のようだ。定価税込1080円、熱量613キロカロリー。おかずとご飯が分かれた位置にあるセパレートタイプで、製造者は株式会社藤兵衛。添付調味料はなし。「お弁当・お惣菜大賞2019」のお弁当部門で最優秀賞を受賞したというだけあって、とにかくもうこだわりがすごい。にんべんの「本枯鰹節」、山形屋海苔店の「青とび焼海苔」、味の浜藤の「紅鮭塩焼」といった老舗の素材を使用しているほか、添加物がほとんど入っておらず、合成保存料、合成着色料、化学調味料ももちろん不使用。まさに「究極」を謳うのり弁だ。おかずのラインナップは、紅鮭塩焼(購入時、あっさり味の背の部分か、こってり味の腹の部分かを選ぶことができたので、腹の部分を選択)、きんぴら、煮物(人参、里芋、フキ、コンニャク)、揚げ蒲鉾、卵焼き、ひじき当座煮。下半分のご飯スペースは横に長い漆黒の一枚海苔、その下におかかという構成。自ら「おいしい」というフレーズを弁当名につけてハードルをあげているのり弁にかなり期待しつつの実食。自信作だと思われる焼鮭は、ずいぶんと脂がのっていて冷めていても美味い。「魚専門店の鮭の味」という感じ。きんぴらは、ゴボウはシャキシャキで人参は柔らかく、そのコントラストがよい食感につながっている。煮物は、かなり上品な味で、どの具材にも味が中心まで染みている。揚げ蒲鉾も上品なテイストで、どこか懐かしさを感じるもの。カボチャも入っている?ような気がしたが、馬鹿舌のため断言できず。卵焼きは、しっとりしていて出汁の味強め。これも上品。ひじき当座煮は、この弁当の中では唯一濃い味。人参のほかに大きな豆も入っていた(ちなみに聞きなれない「当座煮」とは、 具材を醤油や砂糖、みりん等で味付けして煮る煮物の一種らしい)。 一方、ご飯のほうは、山形屋の海苔がやはり圧倒的な存在感で、海苔本来が持っている磯の香りが全開! よい海苔すぎてなかなか破れず、食べづらいという欠点はあったが、それを補って余りある素晴らしさであるといえた。さて、以上を踏まえての総合評価は6点(10点満点中)。確かにすべてが美味いが、美味いものばかりが集まっているせいで全体が平坦というか、ややメリハリを欠いたものになってる。それとのり弁として考えると、すべてが上品すぎて食べごたえというものがなさすぎる。結果、身体にいいものを食べたという食後感しかなかったのが残念。1000円オーバーののり弁であるならば、もっと突き抜けた「なにか」がほしかった。



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自己紹介:
「のり」もしくは「海苔」が弁当名に入っている弁当だけをレビューします。
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