のり弁食べたら書くブログ
のり弁の食レポに特化した世界で唯一(たぶん)のブログです
セブンイレブンの「二段のり弁当」を食べた。
前は単なる「のり弁当」として販売していたものを、海苔部分を「二段」にすることでバージョンアップした、という経緯らしい。それにより定価は税込450円→480円に。熱量はなぜか(二段になったにもかかわらず)877→814カロリーと減少。製造者は株式会社武蔵野・埼玉工場で変わらず。ご飯部分は、普通ののり弁に比べてこんもりと盛りあがっている形状をしており、以前より見た目のボリューム感がアップしている。おかずは、白身魚フライ(多めのタルタルソースつき)、ちくわ天、コロッケ、焼きそばが前と同様で、鶏の唐揚げ、牛肉煮がなくなり、代わりに卵焼き、昆布のつくだ煮が追加された。添付調味料が醤油だけなのも前回同様。あと、海苔の上に小さじ一杯ほどの辛子明太子が載っている点が新味。食べてみる。白身魚フライは、前に感じたジャンクさと油っぽさがなくなり食べやすくなったように感じた。ジューシーで柔らかくて美味い。コロッケは、なにもかかっていないと思い醤油を大量にかけてみたが、ひっくり返してみたら裏にべっとりとソースが塗られていた。しょっぱくなってしまって失敗。ちくわ天は普通だが、前回よりやや小さくなった印象がある。おかずの一品として加わった昆布のつくだ煮は、できればご飯の下に入れてもらって、このスペースにはなにか別のおかずがほしかったところ。で、問題の「二段のり」だが、海苔の下のおかかが極めて少量なこともあり、海苔が二段になっていることで逆にモソモソして食べづらい。海苔の量を増やした点は評価したいが、それがあまり功を奏してはいない感じがした。ちなみに後半、扱いに困っていた昆布のつくだ煮をご飯に混ぜて食べたら美味かった。だから、やはり海苔を二段にするなら海苔の下の素材をもっと充実させてほしかったと思う。あと、扱いに困ったといえば、辛子明太子。最後までどう使えばいいかわからず、昆布と同様にご飯に混ぜて食べてみたが釈然としなかった。このように海苔の上に辛子明太子が載っているのり弁は最近よくあるが、どのように食すのが正解なのだろうか。評価は6点(10点満点中)。
まいばすけっとの「ハンバーグのり弁当」を食べた。
定価税込299円、熱量550キロカロリー。まいばすけっとはイオン系列のスーパー。だからなのか、製造者は前にイオンで買ったのり弁と同じトオカツフーズ株式会社川口工場。そのときは正直かなりがっかりさせられたものの、「ハンバーグのり弁」などという変わり種を出されてしまっては、のり弁コレクターとしては食べないわけにいかない。内容は、おかずがご飯の上に載る一体型タイプで、本来白身魚フライがあるべき場所にハンバーグが置かれており、その隣に(これものり弁にはめずらしい)玉ねぎと人参のかき揚げがある。そのほかのおかずは、ちくわ天、きんぴら、大根の桜漬け、卵焼きと、普通ののり弁を踏襲したもの。ハンバーグがメインとなっていることはもとより、かき揚げが入っている点においても相当異色ののり弁であるといえよう。食べてみると、商品名に違わずハンバーグにかなりの存在感がある。厚みもあり、味も意外にちゃんとしたハンバーグだという印象。かき揚げはうす味だが、具の量は多く食べごたえがある。卵焼きは、見た目いかにも工場製品であるものの、味つけは甘すぎず化学調味料っぽさはあまりない。ちくわ天も青海苔多めでカラッと揚がっていて美味かった。……というわけで、全体的には予想外にも悪くないのり弁であった。しいていえば、海苔のご飯のあいだに、おかかも昆布もなかったこと、ご飯の量がかなり少なくボリューム的に物足りなさがあること、という欠点はあるものの、299円という価格を考えれば文句は言えない。で、評価は7点(10点満点中)。同じトオカツフーズ製ののり弁なのに、どうしてこんなにクオリティに差があるのだろう。
ローソンの「白身フライのり弁当」を食べた。
定価税込450円。熱量821キロカロリー。株式会社グルメデリカ群馬工場製。白身魚フライとちくわ天がご飯の一部に載る半セパレートタイプで、見た目はセブンイレブンののり弁当に似ているが、それよりも全体の大きさがやや大きめ。内容は、のりオンザご飯(海苔の下はおかかのみ)、白身魚フライ、ちくわ天、コロッケ、きんぴら、卵焼き、漬物、そして、のり弁にはめずらしいイカフライという布陣。なるほど……と思いつつ、食べ始めようとしてから、この弁当には致命的な問題点があることに気がついた。コロッケやイカフライ、さらにはタルタルソースがかかっていない部分が多い白身魚フライがあるにもかかわらず、なんと添付調味料がない!のである。まさかと思うと同時に、もしかしてあらかじめ味がついているのかもしれないと一縷の希望で確かめてみたが、残念ながら3つとも無味であった。幸い自宅で食べたから醤油やソースをかけて食すことができたものの、外での実食だった場合、どうなっていたのだろうかと想像するに背筋が冷たくなる。白身魚フライとイカフライはジューシーで美味しく、ちくわ天も青海苔多めで風味豊か、きんぴらはピリ辛加減がちょうどよく、コンニャクが入っているのもうれしかった、と総じて評価の高いのり弁だったのに、添付調味料の点だけ釈然としなかったのが無念。揚げ物入りのコンビニ弁当で醤油やソースがないなどということは常識では考えられない。猛省を促したい。評価は2点(10点満点中)。
「のり弁」という単刀直入な商品名が頼もしく思える。定価税込450円。熱量はなんと1048キロカロリーもある。カネ美食品株式会社という会社が作ったもの。のり弁を含めサンクスの弁当を買うのは初めての経験なので、やや緊張しながら実食となった。のりオンザご飯(海苔の下はおかかのみで昆布はなし)の上にタルタルソースのかかった白身魚フライが縦に載せられ、それと対でL字になるような位置にちくわ天が置かれている。そのほかのおかずは、鶏の唐揚げ、ハンバーグ、かと思ったら意表をついてのつくね焼き(食べ終わって食品表示部分を見てわかった)、あらかじめソースがべっちゃりとついたコロッケ2分の1、焼きそば、コーン入りポテトサラダ、キューちゃんみたいなキュウリの漬けものがほんの少しという内容。添付調味料は醤油のみ。カロリーが1000超えしているのは、ほとんどのおかずが揚げ物だからと思われる。白身魚フライとちくわ天の味は極めて普通だったが、いかにも冷凍食品といった見た目の唐揚げとつくね焼きが意外に美味かった。コロッケは普通。ポテトサラダは薄味、しかもコーンたっぷりなので揚げ物ばかりのおかずの中で一服の清涼剤になってくれた。……と全体的に普通でおとなしめの印象だったにもかかわらず、どうしたわけか、後半胃がもたれて食べ終えるのに往生した。品質の悪い油を使っているのか、はたまた筆者の体調がよくなかったのか……。いずれにせよ最終的に次回もまた食べたいと思えなかったのは残念で、評価は3点(10点満点中)。
サティ東武練馬店の「R海苔弁当」を食べた。
同店は西友系列の持ち帰りお弁当チェーン。最寄り駅の近くにある店が明日で閉店するということがわかり慌てて購入しに行った。海苔の上に載るものがキャベツメンチか野菜コロッケかを選べる「のり弁当」と、白身魚フライが載る「のりタルタル弁当」の2種類ののり弁があり、前者は定価税込270円、後者は定価税込280円。本当は後者が食べたかったのだが、このブログのためにあえて基本形である「のり弁当」のほうをチョイスした。ただし、キャベツメンチは売り切れとのことで、載せ物は強制的に野菜コロッケということになってしまった。カロリーは不明。ちなみに閉店前日だからか、そのほかの弁当もほとんど売り切れ状態となっていた。弁当の内容は、野菜コロッケ、唐揚げ1個、きんぴら、大根の桜漬けのみという極めてシンプルな構成で、海苔の下も意外性まったくなしのおかかと昆布のつくだ煮。調味料は容量少なめのソースのみ。本位ではなかった野菜コロッケは、グリーンピースやコーンなども入り、ホクホクしていて、期待値が低かったせいかまあまあの美味しさ(でもコロッケ自体大きめなのでもっとソースがほしい)。唐揚げ、きんぴらは普通。全体的に270円ならこんなものかなという感想しかないが、コロッケを注文を受けてから揚げていた点を評価して5点(10点満点中)。このように毎度揚げたてであるのなら閉店前に白身魚フライのほうもぜひ試してみたかった。
総菜市場の「のり弁当」を食べた。
近所の商店街にある小さな総菜店。コロッケや唐揚げなどの惣菜を対面販売しており、それを利用した弁当も一緒に売っている。ロースとんかつ弁当、焼肉弁当、唐揚げ弁当などは一律400円均一で、のり弁当だけが300円(税込)。カロリーは不明。内容は、海苔オンザご飯の上に白身魚フライと鯖の塩焼き一切れ。おかずに、唐揚げ、ウインナー、厚揚げ煮、ひじきと竹輪煮、スパゲッティのケチャップあえ、大根の桜漬けという布陣。調味料はソースのみ。一見ボリュミーに見えたが、容器の底が浅く量はそれほどでもない。ただし、ご飯がほんのりと温かかったので、作ってからそれほど時間が経っていないように思われた。一見のり弁に見えないのは、海苔の面積が小さめなのとちくわ天の替わりに海苔の載っているのが鯖の塩焼きだから。その鯖の塩焼き、脂がのっていて美味だが、やはりこれがあることによってのり弁のイメージが薄れてしまい、幕の内弁当を食べているような気分にもなってしまう。唐揚げ、ウィンナー、厚揚げも美味しいが、その美味しさも逆にのり弁としてのあるべき調和(ジャンク感)を壊している。総菜店の特色を生かした弁当ではあるのだが、ここはシンプルな内容ののり弁に徹したほうがよかったのではないかと思った。というわけで評価は辛めの4点(10点満点中)。肝心の白身魚フライはいかにも業務用を揚げただけといった感じの食感で、揚げ物をメインに扱う総菜店のそれとしては非常に残念なものであった。
イトーヨーカドー和光店の「天然鮭のり弁当」を食べた。
「鮭のり弁当」という名だけに白身魚フライの替わりに焼き鮭が載っている。こういうのはスーパー系ののり弁に多い。白身魚フライ派の筆者としては、このブログがなかったら絶対にチョイスしない種類ののり弁だ。定価税込397円で、熱量は784キロカロリー。天然鮭入りとしては低価格といえる。おかずの一部がご飯の上に載る半セパレートタイプで、海苔の上には色鮮やかな焼き鮭と縦半分に切られた細長いちくわ天が、おかずコーナーには、ミートボールとエビ入り?の焼売、卵焼き、コロッケが半分、大根の桜付け漬けふた切れ、ほうれん草と人参としいたけをあえたものが少量という内容。添付調味料は醤油のみ。食してみると、やはり鮭が天然というだけあって予想どおりに美味い。が、のり弁として考えると、おかかご飯とはあまりマッチングしていない(焼鮭は白いご飯のほうが合う)。ちくわ天とコロッケは普通。卵焼きはいかにも工場生産品でがっかりなものだが、ミートボールと焼売がとまあまあ美味しかった。おそらくほかの弁当に使われているものやお惣菜を流用しているものと思われる。その点はスーパーでのり弁を買うメリットといえるかもしれない。あとご飯がとても美味しかった(ラベルに記された加工時間が買った時間の直前だったので炊き立てのお米だったのか?)ことを付記しておきたい。ということで、評価は意外に高く7点(10点満点中)。ジャンクさをほとんど感じさせない身体にやさしいのり弁という印象だった。
ローソンストア100の「得のり弁当」を食べた。
100円ショップを愛する筆者としては、100円ローソンも好きなのだが、弁当の類はほとんど買ったことがない(100円じゃないから)。だから、この得のり弁当も存在は知っていたが今回が初めての購入となった。定価税込348円。熱量686キロカロリー、株式会社群馬フレッシュフーズ製。価格はほかのコンビニ弁当よりは安いが、100円コンビニとして考えるとそれほど安いという感じはしない。が、内容的には「得」とついているだけあってかなりすごいことになっている。まず、海苔オンザご飯の上に白身魚フライ(半分)とちくわ天。と、ここまではのり弁の普通の基本構成なのだが、おかず部分が充実。ハンバーグ(あたかも網で焼いたかのようなわざとらしい焼き目がついている)、焼売、厚焼き卵、ウインナー、きんぴら、野菜コロッケ2分の1、ケチャップ味のスパゲティ、と採算がとれる範囲内で入れられるものは全部入れましたという感じ。以前の記事で、のり弁の魅力のひとつは「やりすぎ感」であるということを書いたが、こののり弁は低予算でありながらそれを究極的に具現化しているように思われる。ご飯は国産米をわざわざうたっているところに逆に疑念を持ってしまうが、味は普通。あと、添付調味料は醤油のみだったが、野菜コロッケがあるのでできればソースもほしかったところ。ほかに特筆すべき箇所はないが、単なるのり弁をこれだけ豪華なものに見せかけたという努力に敬意を払い、評価は6点(10点満点中)としたい。でも食べたあとにやたらと喉が渇いた。
お弁当のまごころの「のり弁当」を食べた。
自宅から徒歩圏内にある弁当店だが、これまで一度も利用したことがなく、てっきり個人経営店と思っていた。しかし今日よく見たら、看板の片隅に145号店とあったからチェーン店であるらしい(家に帰ってからネットで調べてみたがそのチェーンに関する情報はいっさい出てこなかった)。年配の女性(レジ)と年配の男性(調理担当)という人員構成なので、夫婦で経営している店のようだ。買ったのは、のり弁当370円(税込)。カロリーは不明。注文を受けてから男性がフライヤーにフライを投入したのでおっと思う。ランチタイムであるにもかかわらず作り置きはしない方針のお店のようだ。結果として相当待たされたが、揚げたてのフライが食べられるのかーと期待感を高めつつ帰宅。そして実食。容器は発砲スチロールのフタと弁当箱部分がくっついている、今では少数派となったもの。ご飯の上におかずが載る一体型タイプで、全面に敷きつめられた海苔オンザご飯の上に白身魚フライ、ちくわ天、きんぴら、大根の桜漬けが置かれた典型的なオールドスタイル。ちくわ天は小さめ、白身魚フライもやや細身だが、きんぴらと大根の桜漬けが多めなのがうれしい。海苔の下はこれも定番のおかかと昆布のつくだ煮。これも量がやや多め。調味料は醤油のみだが、同行者が買った鮭のり弁当(フライの替わりに焼き鮭が載っている以外はのり弁と同じもの)には、添付されていなかったので、これはフライのみにかけるものと解釈し、あえてちくわ天には使用しなかった(そのちくわ天、だからなのか、ほんのり甘い味つけがついていた)。で、やはり白身魚フライがとても美味かった。普段のり弁において、まずいとも思わないがとりたててすごく美味いと思ったことのない白身魚フライだが、揚げたてはこんなに柔らかでジューシーなのかと大げさではなく舌を巻いた。きんぴら、大根の桜漬け、おかか、昆布のつくだ煮の量が多めなのも功を奏しており、後半はそれらのものがご飯ととともに容器の中でカオス状態となっていくのも非常によかった。やはりのり弁はセパレートタイプでないほうが美味い。そんな当たり前のことにも気づかせてくれたということで、フライのクオリティとも合わせて高評価の8点(10点満点中)を与えたい。また食べたい。