のり弁食べたら書くブログ
のり弁の食レポに特化した世界で唯一(たぶん)のブログです
まいばすけっとの「イカフライ明太海苔弁当」を食べた。
前に「ハンバーグ海苔弁当」という変わり種のり弁を出したまいばすけっとの新商品。今度は白身魚フライの代わりにイカフライがメインのおかずとして君臨し、辛子明太子がひとさじだけ海苔の上に載っている。そのイカフライはおかずコーナーを一部飛び出しご飯エリアに浸食しているから、これは半セパレートタイプであると認定。定価税込399円、熱量761キロカロリー。前ののり弁同様、トオカツフーズ株式会社川口工場が製造している。のり弁のおかずとしてはイカフライも異色だが、なぜか今回も玉ねぎと人参のかき揚げが入っているのがやはり不思議で、このまいばすけっと以外にかき揚げが入ったのり弁を筆者は知らない。ほかのおかずは、ちくわ天、コロッケ、ポテトサラダ。添付調味料はなし。実食してみると、ソースがべっちょりとかかったイカフライは、思いのほか柔らかくジューシーで美味い。ちくわ天は、非常に小さいものだが青海苔が大量で香ばしい点が高評価。ケチャップソースみたいなものが半分だけかけられているコロッケは、レンジでチンしすぎたのかやたらソフトで口の中に入れると溶ける食感で味はまあ普通。ポテトサラダは、ジャガイモのゴロゴロ感が残っていて普通に美味しいが、少なすぎるのでもっと量がほしかったところ。かき揚げは、前食べたものよりも出汁の味が濃く染みていてごはんとのミスマッチ感はなかった。ところで、海苔とご飯のあいだにはなにも挟まれておらず、だからご飯を食べ進めるにあたっては辛子明太子の力を借りることとなったのだが、レンジでチンしてしまったため、明太子の風味がすっかりなくなってしまっていた。これから辛子明太子つきののり弁を食すときにはチンなしにしようと思う。イカフライが想像以上によかったので評価は8点(10点満点中)。まいばすけっと、次は白身魚フライの代わりになにを出してくるのかを期待したい。
同店は、前に食したまいばすけっとと同じイオン系のスーパーで、まいばすけっと同様、このところ都内に続々と出店している。定価税込306円。熱量は不明。千葉県船橋市にあるイオンフードサプライ株式会社が製造したもの。おかずとご飯が分かれたセパレートタイプで、添付調味料はソースのみ。まず特筆すべきは見た目の悪さだ。全体に隙間が多く、盛りつけも雑な感じで、残飯のようにも見える。内容的には、おかかが振りかけられ名刺大の海苔が2枚載ったごはん、白身魚フライ、ちくわ天、コロッケ、鶏の唐揚げ、卵焼き、大根の桜漬け、つけ合わせの具なしスパゲティというオーソドックスなラインナップ。まずはおかずから食べてみる。白身魚フライは、衣が厚く、中に入っている身の薄い白身魚は乾燥していてまずい。コロッケはいかにも冷凍食品という以外の感想がないもの。以上2点の揚げ物に対しソースの量が絶対的に足りないのもいただけない。ちくわ天は、味がないのでやはりソースがもっとほしかった。卵焼きは工場製で砂糖の味しかないもの。で、いちばんひどかったのが鶏の唐揚げ。衣が5ミリくらいあり、中の肉の量はほんのちょっぴり。唐揚げというより質の悪いチキンナゲットを食べているようだった。続いてご飯を食べてみる。なぜか、ほんのり塩味がしたので、?と思い「原材料名」のラベルを見てみると「塩飯(国産米使用)」とあり、おにぎりでもないのにご飯に塩をまぶしてあることが判明。なぜなのだろうか。総合的には見た目どおりの非常に残念なクオリティののり弁で、評価は0点(10点満点中)。不本意ながらイオン系ののり弁でまた0点が出てしまった。「おいしくてもおいしくなくても、どっちでもいい」というのが、のり弁の魅力なのだが、これほどまでにまずいのは困ってしまう。
家の近所に新しく開店したミニスーパー。弁当には力を入れているようで、店内のほか、店の外のワゴンにも陳列されている。定価税込321円。製造者と熱量は不明。おかずがご飯の上に載る一体型で、全面に敷かれた海苔オンザご飯の上に、白身魚フライ、ちくわ天、卵焼き、唐揚げ、きんぴら、大根の桜漬け……とのり弁として必要最小限な内容。見た目が非常に美しい。添付調味料はキユーピーのタルタルソースのみだが、たっぷりめな容量なのがうれしい。と期待しつつの実食。白身魚フライは、カラッと揚がっていて、サクサクしていてとても美味い。ジューシーさもあってタルタルソースともよく合う。ちくわ天は、味つけなしのさっぱり系で、これなら醤油がほしかったところ。卵焼きは、いかにもな工場製品で可もなく不可もなく。唐揚げは、見た目はややイマイチだったが、食べてみるとニンニク風味が効いていて美味。きんぴらは大さじ2杯くらいの量があり、食べ進めるうちにそれとご飯と混ざり合うことで生まれる味のハーモニーがとてもよかった(やはりのり弁は一体型がベストだ)。ちなみに、海苔とご飯のあいだはおかかだけであったが、おかかのない部分にもうっすらと醤油がかけられている点も、芸が細かくて評価できる。価格の安さを考えれば十分に満足できる内容で、評価は高評価の8点を与えたい(10点満点中)。また食べたい。
いわゆるデパ地下のお弁当。売られているのは総じて高価なものが多いが、平日のランチタイムには限定で廉価な弁当も売っている。これも定価税込500円、「おべんとう百々小膳」というブースで売られていた「日本橋大増」という店ののり弁だ。この店名は聞いたことがないが、箸袋に「粋な江戸味、匠の技」と書いてあったので、歴史ある老舗店なのかもしれない。製造者は荒川区西尾久にある株式会社NRE大増というところ。熱量は不明。添付調味料はソースのみ。ご飯とおかずが分かれたセパレートタイプで、ご飯の上に名刺サイズの海苔がのり弁であることのアリバイのように2枚だけ載っている。おかずは半分にカットされた白身魚フライ(衣が厚く、硬くてパサ気味)、コンニャク入りきんぴら(ゴボウがシャキシャキしていて悪くない)、里芋煮(甘い)、かぼちゃ煮(大きくカットされたもので食べごたえあり)、ゴボウ煮(薄味で普通)、シイタケ煮(薄味で普通)、花の形にカットされた人参煮(薄味で普通)、コンニャク煮(玉コンニャクみたいなもの、薄味で普通)、大根の桜漬け(量がやたら多い)といった感じで、薄味の煮物が多いこともあって、のり弁というより、法事などで出てくる仕出し弁当を食べているような気分になった。ちなみに海苔の下はおかかのみだったが、それも極めて薄味で、量も少なくてさびしいもの。全体的にのり弁としては非常にものたりない内容であり、筆者のようなのり弁フリークは別にして、デパ地下でわざわざこのような「名ばかりのり弁」をチョイスする必要性がよくわからない。評価は3点(10点満点中)。
定価税込450円。熱量834キロカロリー。株式会社サンデリカ千葉営業所製。内容はご飯の上におかずの一部が載る半セパレートタイプで、おかずコーナーに、白身魚フライ、ちくわ天、鶏の唐揚げ、卵焼き、きんぴら、大根の桜漬け、つけ合わせの具なしスパゲッティ。ご飯コーナーに、海苔オンザご飯のみという構成。添付調味料は醤油のみ。商品名の上に「ふっくらとした食感の白身魚フライにこだわりました」というキャッチコピーがわざわざついていて期待させるものがあるが、それよりまずオッと目をひいたのが海苔の面積の広さだ。こんもりと盛りあがったご飯の上に隙間なく海苔が敷きつめられれている、というよりご飯に海苔が丸めこまれている。白い部分がほとんど見えないほど。やはりのり弁はこのように見た目黒々としていてほしいものだ。と思いつつの実食。多めのタルタルソース(ただし少しパサつき気味)の載った白身魚フライは、「こだわりました」というだけあって、肉厚で魚の味がしっかりしていて美味い。ちくわ天は、青海苔多めで香ばしいもの。唐揚げは衣ばっかりでちょっとがっかりだが、ニンニクがきいていて味は美味しい。きんぴらはレンコンとコンニャクが入っているのがめずらしいが、化学調味料の味がしてまずかった。同様に卵焼きもいかにもレトルトの味で感心しない。で、海苔多めのご飯がやっぱりよかった。海苔の下はおかかだけだったが、海苔の風味だけでご飯が美味しく感じられたほど。のり弁の主役はやはり海苔だ。他社のコンビニ弁当も、できれば海苔だけはケチらずないようにしていただきたいと思う。評価は7点(10点満点中)。
ライフの「おかずたっぷり海苔鮭弁当」を食べた。
以前、スーパー系ののり弁には白身魚フライの替わりに焼き鮭が載っているものが多いと書いたが、このスーパーののり弁も例外ではなかった。定価は税込429円。熱量は白身魚フライがないぶん少しヘルシーの780キロカロリー。株式会社ライフコーポレーション製。おかずの一部がご飯の上に載る半セパレートタイプで、内容は、焼鮭、ちくわ天、コロッケ、卵焼き、焼売、きんぴら、つけ合わせの具無スパゲッティというおかずチームに対し、海苔オンザご飯(ご飯と海苔のあいだには昆布のつくだ煮のみ、海苔の上には梅干しがほんのちょっぴり)という布陣。調味料がソースと醤油2種ついているのは親切で、梅干しが付加されているのも(のり弁にしては)めずらしいなあと思いながらの実食。大きくて色鮮やかな鮭は塩っ気が少なく非常にやさしい味。だから逆に弁当のおかずとしては少々こころもとない感じもする。焼売もおとなしめの味で、醤油を大量にかけるくらいでちょうどよかった。コロッケはひき肉多めで美味い。ちくわ天は味は普通だが、小さすぎるのが難点。卵焼きは甘く、きんぷらは細く刻まれている感じの食感が面白かった。というわけで、評価は可もなく不可もなくの5点(10点満点中)。全体的に薄味でご飯の量も少なめなので、スーパー利用者に多いであろう女性や年配の人向けなのだろうなという感想を持った。
ファミリーマートの「海苔弁当」を食べた。
おかずの一部がご飯の上に載る半セパレートタイプで、定価税込450円。熱量836キロカロリー。添付調味料はなし。株式会社ファーストフーズ習志野工場製。まずなにより最初に目をひくのが、コロッケの上にソースで描かれた「N」の字のエンブレムだ。NORIBENのNかと思われる。エスプレッソコーヒーにミルクを注いで描くデザインのことを「ラテアート」と呼ぶが、こういうのはなにか名称があるのだろうか。と思いつつ実食。弁当の内容はセブンイレブンののり弁によく似ている。タルタルソースの載った白身魚フライ(底面に貼られた食品表示シールには「ほきフライ」と記述)、ちくわ天、コロッケ、鶏の唐揚げ、人参多めのきんぴら、漬物、それから、ひとさじの辛子明太子が載せられた海苔オンザご飯(ご飯と海苔のあいだにはおかかのみ)。「N」の字のついたコロッケから食べてみるが、元来揚げ物にはソースをべっちょりとかけて食べたいタイプなので、このソースの量でははっきりいって足りない。白身魚フライは味は普通だが小さめなのでややさびしい。唐揚げはぱさぱさしていて味気がなかったが、ちくわ天は青海苔が多くカラッと揚がっていて意外によかった。全体的にコンビニの弁当としてはジャンク感が少なく、おとなしい味つけだったように思う。あと食べ進めてみてからわかったことだが、容器の中央部分が少し上にふくらんでいて、事実上の上げ底になっていた。だから、食後は見た目ほどのボリューム感は感じず。Nの字エンブレムといい、この上げ底容器といい、トリッキーなことをいろいろ仕掛けてくるのり弁であった。評価は6点(10点満点中)。
コープ(生協)の「10品目の海苔弁当」を食べた。
おかずの一部がご飯の上に載った半セパレートタイプで、定価税込398円、熱量714キロカロリー。シノブフーズ株式会社千葉工場製。添付調味料はないが、弁当売り場の棚に自由に持ち帰れる醤油とソースの小袋が用意されていた。まずは商品名どおりの内容なのかを律儀に数えてみる。①ご飯、②ちくわ天、③白身魚フライ、④コロッケ、⑤ハンバーグ、⑥焼肉、⑦卵焼き、⑧マカロニサラダ、⑨大根の桜漬け、⑩つけ合わせの具なしスパゲッティ……と本当に10品目入っていた。しかし野菜類が皆無であり、こういう栄養バランスの悪い構成で「10品目」を謳うことになにか意味があるのだろうかと思ってしまった。そして実食。やたら細くて長いちくわ天は青海苔が多めで風味豊かなもの。これなら醤油はあまり必要ない。タルタルソースがちょこんと載った白身魚フライは味は普通だが、小さくてややものたりない。コロッケの上にはなぜかケチャップが載っており、半信半疑な気持ちで食べてみたがコロッケとケチャップはやっぱり合わない。と思っていたらハンバーグにも甘いケチャップのようなソースがからめられていた。下に敷いてあるスパゲッティもケチャップ味だし、このメーカーはどれだけケチャップ推しなんだ!と思う。ご飯の左上部分に配置された焼肉は、豚バラ肉に塩だれのようなソースがかかっているもので、のり弁にこの種のおかずが入っているのは初体験だったこともあり、新鮮な気持ちで食べられた。残念だったのは、海苔とご飯のあいだになにも挟まれていなかったこと。そのせいか「のり弁当感」が非常に乏しく、「単にご飯の上に海苔が載った普通の弁当」を食べているような気持ちになってしまった。のり弁の構成要素においてのおかかや昆布のつくだ煮の存在は重要なのだなあと再認識しつつ、評価は5点(10点満点中)。
オリジン弁当の「タルタルのり弁」を食べた。
首都圏ならどこにでもある弁当チェーン。このタルタルのり弁(定価税込320円)と、卵焼きと鶏の唐揚げが追加されたタルタル特のり弁当(定価税込399円)の2種類ののり弁がある。以前はタルタルソースのついていない、200円台後半のシンプルなのり弁も存在したような気がするが、廃止されたらしい(それほどタルタルソースの需要が高かったのだろうか?)。横長の一体型タイプで、熱量は784キロカロリー。添付調味料はタルタルソースのほかに醤油が一袋。今回ひさびさに買ってみて、容器と見栄えが前とずいぶん違う印象であることに気がついた。前はもっと角が丸い発砲スチロールの容器で、白身魚フライとちくわ天のほかに昆布のつくだ煮が端に添えてあったような気がするのだが……。という釈然としない気持ちのまま実食。長めのちくわ天は青海苔が少なめで淡泊な味。白身魚フライは味も大きさも普通だが、タルタルソースの量がたっぷりなので食べごたえ感はある。海苔の下にある昆布のつくだ煮はめかぶみたいな食感のもので、うす味で少量。できればおかかも入れてほしかった。ご飯は見た目以上にたくさんつめられていたものの、おかずが白身魚フライとちくわ天だけだったので、やや「もてあまし感」があった。「特」ほどでなくていいから、もう一品くらいなにかおかずか、せめて漬物がほしかったと思う。タルタルソースの付加価値は認めるが、この内容だったら200円台が妥当なのでは?という感じの感想。評価は4点(10点満点中)。
スーパーみらべるの「のり弁当」を食べた。
同店は練馬、板橋を中心に店舗を持つ地元密着系のスーパー。野菜や鮮魚などが安いのでよく利用しているが、今回初めて弁当を購入した。定価税込378円、熱量は記載なし。全面海苔ご飯の上におかずが載る一体型タイプで、大きさはほかの弁当類よりもふたまわりくらい小さいものの、その分容器に高さがある。海苔の上の鎮座しているのは、白身魚フライ、ちくわ天、鶏の唐揚げ、きんぴら、大根の桜漬け、とシンプル。添付調味料はないが、レジのところにご自由におとりくださいというかたちで醤油とソースが置いてあった。実食してまず驚いたのが、海苔の下にあるおかかの多さ。しかも偏ることなく、ご飯の上にまんべんなく敷きつめられている。これだけ多いと、おかずに頼ることなく最後まで食べ進められる安心感があってうれしい。やや小ぶりの白身魚フライの味は普通だったが、唐揚げはかなり大ぶりなもので、コンビニ弁当でのそれと違い「お店で揚げた感」があって美味しかった。きんぴらもつくりたてなのかゴボウがしっかりとした食感で、これもコンビニ弁当とは一線を画するものがある。一方で、ちくわ天は青海苔がないのが味として少しものたりなった。というわけで、おかずのレベルは総合的に及第点レベルではあるが、おかかの量の多さがご飯をひきたてており、総合的な評価は8点(10点満点中)。この店のほかの弁当も今度買ってみたい。