のり弁食べたら書くブログ
のり弁の食レポに特化した世界で唯一(たぶん)のブログです
同店の弁当コーナーをのぞいてみたら、のり弁が前に食べたのと違っていたようだったので買ってみた。調べてみると、定価は税込450円で同じだが、熱量は1048キロカロリーから896キロカロリーにややダウン。製造者もカネ美食品株式会社から株式会社ナガイ馬絹センターに変更、それ以前に見た目がかなり違っている。前は海苔ご飯の真上に白身魚フライがドンと載っていたが、今回海苔の上にあるのは辛子明太子だけで、白身魚フライはおかずコーナーへ移動し、のり弁のタイプとしてはおかずの一部が海苔ご飯の上に載る半セパレートタイプとなった。そのほかのおかずは、ちくわ天、コロッケ半分、かなり小さい鶏の唐揚げのさらに半分、ハンバーグ、きんぴら、焼きそば、キュウリのキューちゃんみたいな漬け物という内容。添付調味料が醤油のみなのは前と同じ。なるほど……と思いつつの実食。白身魚フライの味は普通。ちくわ天は、前回同様大きくて食べごたえがあるが、味はやはり普通。コロッケはケチャップみたいな味のソースがあらかじめかけられているもので、味はやっぱり普通。唐揚げは硬くてパサついていていまいち。一方、きんぴらにコンニャクが入っているのは面白った。それから特筆すべきはご飯の量の多さ。前もこんなに多かっただろうか。こんもりと盛り上がっていてかなりのボリューム感。評価は5点(10点満点中)。辛子明太子は不要だったと思う。
定価税込298円、熱量457キロカロリー。株式会社グルメデリカ所沢工場製。「ミニ」というだけあって、かなり小さいのり弁だ(大きさをわかりやすくするため、写真は350ミリリットルの缶ビールと並べて撮ってみた)。内容は、海苔ご飯の上におかずが載る一体型で、ミニサイズの白身魚フライ(タルタルソースが付着)、ミニサイズのちくわ天、ミニサイズの卵焼き、ミニサイズのソーセージ、ミニサイズのきんぷらと、すべてが「ミニ」。ボリュームを求める人が購入するであろうのり弁が、これほどのミニであるとは一体どういう需要を狙ったものなのだろうか。と思いつつ実食。おかず類は、どれも皆サイズが小さいだけで、当たり前だが通常のものと変わらない味。卵焼きがお菓子みたいに甘かった以外は、味もわりと普通。そして食べ進めていくうちに、白身魚フライの下に辛子明太子があるのを発見。ミニのわりには内容的には充実だ。おかかもたっぷりで、もち麦入りごはんももちもちしていて美味い。コンパクトな容器に多くの食材が詰まっているので、食べながらそれらがカオス状態になっていく様も楽しい。以前「フライがあるのにかける調味料がない」という大失策でがっかりさせられたローソンの汚名返上という感じで結果的にはかなりよい印象。評価は8点(10点満点中)。カップ麺のお供としてのおにぎりがややものたりない、という人にも向いている。
コンビニの中でもファミリーマートは弁当のリニューアルの頻度が高いらしく、このブログではもう3回目ののり弁となる。前回は「醤油をご飯にかけご賞味下さい」という前代未聞の食べ方指南でのり弁界に衝撃を与えたがファミマだったが、今回は醤油が添付されているもののその表記はない。定価税込450円、熱量787キロカロリー。製造者は株式会社ファーストフーズ習志野工場。ご飯とおかずが分かれたセパレートタイプで、ご飯の上に載った直径10センチほどの海苔の下には、縦に伸びるデザインで明太子が付着している。おかずは、白身魚フライ、ちくわ天、コロッケ半分、焼売、きんぴら、つけ合わせの具なしスパゲティと前のものとはかなり変化がある。白身魚フライは、箸で持ち上げるとぐにゃりとするほどやわらかく、食べやすいとは言えるが、逆に言うと食べごたえがなくてものたりない。前回の白身魚フライとはかなり違う。ちくわ天は、ほんのり黄色だったので?と思って齧ってみると、なんとカレー味だった。美味しいが、おつまみっぽい味なのでご飯とは合わない。コロッケ、焼売、きんぴらは、極めて普通で特記事項なし。ちなみに海苔の下は、明太子だけでおかかも昆布のつくだ煮もなかく、その明太子も弁当名に謳っているわりには量は少なかったのが残念。しかも、店でチンしてもらったせいでかなり熱が入った明太子になってしまった。このところ明太子入りののり弁が多いが、温めると必ずこうなってしまうのは、どうにかならないのだろうか。評価は4点(10点満点中)。
セブンイレブンののり弁が、またまたリニューアルして新登場。前々回から前回のリニューアルでは定価税込450円→480円と値上がりしたが、今回は430円と一気にプライスダウン。熱量は818キロカロリーで、製造者はセブンイレブンではおなじみの株式会社武蔵野埼玉工場。添付調味料は醤油のみというスペックも前回と同様。おかずの内容をくらべてみると、卵焼きと昆布のつくだ煮がなくなった代わりに、鶏の唐揚げと大根の桜漬け(ピリ辛味)がそれぞれ加わり、あとはタルタルソースの載った白身魚フライ、コロッケ、ちくわ天、焼きそば(今回も具なし)が残留という構成。あと、海苔の上にあった辛子明太子はリストラされている。白身魚フライとちくわ天は、なぜか今回ゴムみたいな食感でよろしくない。コロッケは、箸でつまむとポロリと崩れてしまうほど弾力がないもので残念(レンジで温めすぎてしまったせいなのか?)。鶏の唐揚げも妙に硬くていただけない。一方、ご飯サイドも「おかかたっぷり」というほどおかかはたっぷりではなく、普通ののり弁よりちょっと多いかなという程度。価格を下げてきた点は評価したいが、今回はあまりよい印象を持てないリニューアルであった。評価は3点(10点満点中)。
以前、コロッケにソースで「N」の字が書かれた同店の海苔弁当を食べたが、それが販売終了となり、新たなのり弁が売られていた(前のを食べておいてよかった)。定価は税込450円から430円と20円安くなっているが、製造者は株式会社ファーストフーズ習志野工場で同じ。なるほど……と思いつつ、パッケージにある「醤油をご飯にかけご賞味下さい」という一文を見て思わず目を疑う。これまで数々ののり弁を食べてきたが、こんな指示が表記されているのは初めてだ。だからなのか、添付の醤油は少し高級感のあるキッコーマンの「しぼりたて生醤油」。これもめずらしい。一方でおかず部門に目を向けると、白身魚フライとちくわ天、漬け物があるのが前回ののり弁と同じで、唐揚げ、きんぴら、辛子明太子がなくなったかわりに、焼売とソーセージフライ、焼きそばが新たに加わっている。で、まずは、指示どおりに醤油をご飯の上にかけてみる。が、ほぼ全面に海苔が敷かれているので、正確にはご飯の上にはかけることができない。海苔の上に醤油をかける。醤油はすぐに海苔に染みこみ、海苔は当然のことながらウエットな状態になった。で、半信半疑で食してみると、醤油でベチョベチョになった海苔が、その下のおかか&ご飯と融合し、餅の磯辺焼きのようななんとも不思議な食感に。おかかの量が多めなこともあり、まあこれはこれで美味い。白身魚フライは、前より大きさが貧弱になった印象だが、味は普通に美味しい。ちくわ天は、ペラペラと言っていいほど薄いものになっていてちょっとがっかり。一方、意外によかったのが焼売とソーセージフライで、特に焼売はホタテのようなコクを感じるもので、高印象だが、醤油がかけられなかったことが悔やまれる(ご飯に全部使ってしまった)。総合的には、ご飯もかなりボリュームがあり(前のような上げ底容器ではなかった)、「醤油をご飯にかける」という新しいのり弁の可能性を提示してくれた点を支持して、評価は7点(10点満点中)。不思議なことをやってくれるファミマののり弁からは今後も目が離せない、かもしれない。
定価税込430円。熱量842キロカロリー。埼玉県八潮市にある株式会社日本デリカフレッシュ東京工場というところが製造したもの(なぜ埼玉なのに東京工場?)。添付調味料は醤油のみ。存在感のある長いちくわ天と白身魚フライがご飯部分に侵食している半セパレートタイプで、下半分にだけに3枚海苔が載せられたご飯と、白身魚フライ、ちくわ天、ハンバーグ、コロッケ、ソーセージ、卵焼き、きんぴら、大根の桜漬け……と430円にしては豪華に見える構成。しかも、ご飯がこんもりと多めに盛られておりボリューム感もある。というわけで、悪くないファーストインプレッションを抱きつつ、実食した。白身魚フライは、身がたっぷり詰まっていて肉厚。やや堅めだが食べごたえがあって美味い。ちくわ天は、青海苔かなり多め。香ばしくてこれも美味。醤油をかけなくても十分いける。ハンバーグは、わざとらしい焦げ目がついたいかにもジャンクな代物だが、照り焼き風の味つけが普通に美味い。コロッケは冷食そのものの味だが、かけるものが醤油ではなくソースだったらもっと美味しく感じていたかもしれない。きんぴらは、ゴボウがかなり厚く切ってあるもので食感は楽しかったが、かなり塩辛い。対して卵焼きはお菓子のように甘くてやや閉口。ソーセージは子供のお弁当に入っているような赤いタイプで、ソーセージではなくウィンナーと呼ぶべきかもしれない。チープ感100%でのり弁には合う。一方ご飯は、見た目どおりかなりの量があり、海苔が細かく切れているのも食べやすくてよかった(ちなみに海苔の下はおかかのみ)。全体的にこれで税込450円を切る価格なら非常に満足できる内容で、評価は8点(10点満点中)。価格が450~480円で横並びしているセブンイレブン、ローソン、ファミマののり弁を買うくらいなら、絶対こっちを選ぶべきだと思う。
定価税込450円。熱量834キロカロリー。株式会社サンデリカ千葉営業所製。内容はご飯の上におかずの一部が載る半セパレートタイプで、おかずコーナーに、白身魚フライ、ちくわ天、鶏の唐揚げ、卵焼き、きんぴら、大根の桜漬け、つけ合わせの具なしスパゲッティ。ご飯コーナーに、海苔オンザご飯のみという構成。添付調味料は醤油のみ。商品名の上に「ふっくらとした食感の白身魚フライにこだわりました」というキャッチコピーがわざわざついていて期待させるものがあるが、それよりまずオッと目をひいたのが海苔の面積の広さだ。こんもりと盛りあがったご飯の上に隙間なく海苔が敷きつめられれている、というよりご飯に海苔が丸めこまれている。白い部分がほとんど見えないほど。やはりのり弁はこのように見た目黒々としていてほしいものだ。と思いつつの実食。多めのタルタルソース(ただし少しパサつき気味)の載った白身魚フライは、「こだわりました」というだけあって、肉厚で魚の味がしっかりしていて美味い。ちくわ天は、青海苔多めで香ばしいもの。唐揚げは衣ばっかりでちょっとがっかりだが、ニンニクがきいていて味は美味しい。きんぴらはレンコンとコンニャクが入っているのがめずらしいが、化学調味料の味がしてまずかった。同様に卵焼きもいかにもレトルトの味で感心しない。で、海苔多めのご飯がやっぱりよかった。海苔の下はおかかだけだったが、海苔の風味だけでご飯が美味しく感じられたほど。のり弁の主役はやはり海苔だ。他社のコンビニ弁当も、できれば海苔だけはケチらずないようにしていただきたいと思う。評価は7点(10点満点中)。
ファミリーマートの「海苔弁当」を食べた。
おかずの一部がご飯の上に載る半セパレートタイプで、定価税込450円。熱量836キロカロリー。添付調味料はなし。株式会社ファーストフーズ習志野工場製。まずなにより最初に目をひくのが、コロッケの上にソースで描かれた「N」の字のエンブレムだ。NORIBENのNかと思われる。エスプレッソコーヒーにミルクを注いで描くデザインのことを「ラテアート」と呼ぶが、こういうのはなにか名称があるのだろうか。と思いつつ実食。弁当の内容はセブンイレブンののり弁によく似ている。タルタルソースの載った白身魚フライ(底面に貼られた食品表示シールには「ほきフライ」と記述)、ちくわ天、コロッケ、鶏の唐揚げ、人参多めのきんぴら、漬物、それから、ひとさじの辛子明太子が載せられた海苔オンザご飯(ご飯と海苔のあいだにはおかかのみ)。「N」の字のついたコロッケから食べてみるが、元来揚げ物にはソースをべっちょりとかけて食べたいタイプなので、このソースの量でははっきりいって足りない。白身魚フライは味は普通だが小さめなのでややさびしい。唐揚げはぱさぱさしていて味気がなかったが、ちくわ天は青海苔が多くカラッと揚がっていて意外によかった。全体的にコンビニの弁当としてはジャンク感が少なく、おとなしい味つけだったように思う。あと食べ進めてみてからわかったことだが、容器の中央部分が少し上にふくらんでいて、事実上の上げ底になっていた。だから、食後は見た目ほどのボリューム感は感じず。Nの字エンブレムといい、この上げ底容器といい、トリッキーなことをいろいろ仕掛けてくるのり弁であった。評価は6点(10点満点中)。
セブンイレブンの「二段のり弁当」を食べた。
前は単なる「のり弁当」として販売していたものを、海苔部分を「二段」にすることでバージョンアップした、という経緯らしい。それにより定価は税込450円→480円に。熱量はなぜか(二段になったにもかかわらず)877→814カロリーと減少。製造者は株式会社武蔵野・埼玉工場で変わらず。ご飯部分は、普通ののり弁に比べてこんもりと盛りあがっている形状をしており、以前より見た目のボリューム感がアップしている。おかずは、白身魚フライ(多めのタルタルソースつき)、ちくわ天、コロッケ、焼きそばが前と同様で、鶏の唐揚げ、牛肉煮がなくなり、代わりに卵焼き、昆布のつくだ煮が追加された。添付調味料が醤油だけなのも前回同様。あと、海苔の上に小さじ一杯ほどの辛子明太子が載っている点が新味。食べてみる。白身魚フライは、前に感じたジャンクさと油っぽさがなくなり食べやすくなったように感じた。ジューシーで柔らかくて美味い。コロッケは、なにもかかっていないと思い醤油を大量にかけてみたが、ひっくり返してみたら裏にべっとりとソースが塗られていた。しょっぱくなってしまって失敗。ちくわ天は普通だが、前回よりやや小さくなった印象がある。おかずの一品として加わった昆布のつくだ煮は、できればご飯の下に入れてもらって、このスペースにはなにか別のおかずがほしかったところ。で、問題の「二段のり」だが、海苔の下のおかかが極めて少量なこともあり、海苔が二段になっていることで逆にモソモソして食べづらい。海苔の量を増やした点は評価したいが、それがあまり功を奏してはいない感じがした。ちなみに後半、扱いに困っていた昆布のつくだ煮をご飯に混ぜて食べたら美味かった。だから、やはり海苔を二段にするなら海苔の下の素材をもっと充実させてほしかったと思う。あと、扱いに困ったといえば、辛子明太子。最後までどう使えばいいかわからず、昆布と同様にご飯に混ぜて食べてみたが釈然としなかった。このように海苔の上に辛子明太子が載っているのり弁は最近よくあるが、どのように食すのが正解なのだろうか。評価は6点(10点満点中)。
ローソンの「白身フライのり弁当」を食べた。
定価税込450円。熱量821キロカロリー。株式会社グルメデリカ群馬工場製。白身魚フライとちくわ天がご飯の一部に載る半セパレートタイプで、見た目はセブンイレブンののり弁当に似ているが、それよりも全体の大きさがやや大きめ。内容は、のりオンザご飯(海苔の下はおかかのみ)、白身魚フライ、ちくわ天、コロッケ、きんぴら、卵焼き、漬物、そして、のり弁にはめずらしいイカフライという布陣。なるほど……と思いつつ、食べ始めようとしてから、この弁当には致命的な問題点があることに気がついた。コロッケやイカフライ、さらにはタルタルソースがかかっていない部分が多い白身魚フライがあるにもかかわらず、なんと添付調味料がない!のである。まさかと思うと同時に、もしかしてあらかじめ味がついているのかもしれないと一縷の希望で確かめてみたが、残念ながら3つとも無味であった。幸い自宅で食べたから醤油やソースをかけて食すことができたものの、外での実食だった場合、どうなっていたのだろうかと想像するに背筋が冷たくなる。白身魚フライとイカフライはジューシーで美味しく、ちくわ天も青海苔多めで風味豊か、きんぴらはピリ辛加減がちょうどよく、コンニャクが入っているのもうれしかった、と総じて評価の高いのり弁だったのに、添付調味料の点だけ釈然としなかったのが無念。揚げ物入りのコンビニ弁当で醤油やソースがないなどということは常識では考えられない。猛省を促したい。評価は2点(10点満点中)。