のり弁食べたら書くブログ
のり弁の食レポに特化した世界で唯一(たぶん)のブログです
まいばすけっとの「イカフライハンバーグ海苔弁当」を食べた。
なんだかまいばすけっとののり弁ばかり食べているような気もするが、次から次へと新商品が出るのだから仕方ない。前に「ハンバーグ海苔弁当」と「イカフライ明太海苔弁当」を食したことがあるが、今回のはそれを合体させたのり弁であるらしい(明太子は入っていないけれども)。定価税込399円、熱量782キロカロリー、製造者はまたもおなじみトオカツフーズ株式会社川口工場。イカフライの一部がご飯エリアに浸食している半セパレートタイプで、イカフライ、ハンバーグ以外のおかずは、かき揚げ、ポテトサラダ、大根の桜漬け、つけ合わせの具なしスパゲティとなっている。タルタルソース(ケンコーマヨネーズ株式会社という聞いたことのないメーカーのもの)が添付されているので、てっきりイカフライにはなにもかけられていないのかと思ったら、うっすらとソースがかけてあった。タルタルソースをつけるべきおかずはほかにないから、これはソースの上にさらにタルタルをかけろということなのだろう。どうしてそういう仕様にしたのかが釈然としないまま、実食。ソース+タルタル味となってしまったイカフライは、クドい風味であまり美味しいとは思えない。ハンバーグは、前より焼き目の色がかなり濃く、だからなのか香ばしいというより焦げ臭い味がした。まいばすけっとののり弁の定番おかずであるかき揚げは、だしの味が染みていてやっぱり今回も美味い(玉ねぎと人参もちゃんと入っている)。一方、ご飯サイドは、海苔の面積も小さく、ご飯と海苔のあいだになにも挟まれていなかったのが残念。で、全体の印象としては、イカフライとハンバーグ、さらにはタルタルソースという3大要素で豪華に見せようとした結果、逆にセールスポイントが分散して失敗した弁当という感じがした。特にタルタルソースは不要だったと思う。前の、ソースがべっちょうとかけられたイカフライのほうが断然よかった。評価は3点(10点満点中)。
まいばすけっとの「大盛り牛焼肉のり丼」を食べた。
いろいろ手を替え品を替え、のり弁のバリエーションを世に問うてきたまいばすけっとが、今度はとうとう「丼」を出してきた。定価税込399円、熱量672キロカロリー。製造者はいつもおなじみトオカツフーズ株式会社川口工場。「丼」なので容器は円形で、全面ご飯の上に海苔とおかずが載るというスタイル。内容は、商品名にも冠された牛焼肉、コロッケ半分、きんぴら、卵そぼろというラインナップで、品数的にはややさびしいもの。そして「のり丼」を名乗っているわりには、海苔の面積は極めて小さい(切符より少し大きいくらい)。おかずの貧弱さをご飯の「大盛り」が補完しているんだろうなと思いつつ、実食。メインおかずの牛焼肉は、食べる前はボリュームがあるように見えたが、箸でめくってみるとペラッペラなものが数枚きりで、かなり落胆させられた。ただし味は、玉ねぎの入った和風だれが濃いめで美味しい。コロッケも厚さが薄くてちょっとがっかりさせられたが、これときんぴらがあるだけで不思議と「のり弁」を食べている気分になれた。このふたつのおかずの「のり弁感」は意外に大きいものだと再認識。ご飯と海苔のあいだになにも挟まっていなかったのは想定内だったが、のり弁として考えるとやはりちょっと残念。一方、ご飯の量は多めで、それはよかったのだが、この程度のおかずの量でそれを食べきるのにはやや辛いものがあった。せめて牛焼肉は現状の倍の量はほしかったところ。……と結果的に不満点が多くなってしまったが、まずかったわけではないので、評価は平均以上の6点(10点満点中)。のり弁を「どんぶりもの」にアレンジした発想にも好評価を与えたい。
定価税込429円。熱量633キロカロリー。添付調味料はなし。製造者は、先日のコープののり弁と同じシノブフーズ株式会社千葉工場製。どうやらこの会社は異なる店舗で販売するさまざまなのり弁を製造しているらしい。ご飯とおかずが分かれたセパレートタイプで、内容は、海苔オンザご飯に、タルタルソースのかかった白身魚フライ、ちくわ天、コロッケ、卵焼き、ハンバーグ、マカロニサラダ、赤いソーセージ、つけ合わせの具なしスパゲッティというオーソドックスなもの。商品名どおり、ご飯の端には(やや多めの)明太子が載っている。しかしながら、本来のり弁のメインおかずであるちくわ天、コロッケ、白身魚フライがかなり小さくカットされているので、ハンバーグが一番存在感のある見た目になってしまっている。実食。白身魚フライは、タルタルソースが多めなのはうれしいが身が硬くてあまり美味しくはない。嫌みなほどに小さいちくわ天は、極めて普通の味。特に感想なし。コロッケは箸で持ちあげてみたところ、そのあまりの薄さに驚いた。厚みが5ミリくらいしかない。味は普通。で、もっとも目立っていたハンバーグは、肉のうま味をちゃんと感じるものでまあ美味しかった。あと、マカロニサラダもまろやかな味がしてよかった。赤いソーセージも脇役として意外にいい働きをしていたと思う。海苔の下におかかも昆布もなかったことと、やはりハンバーグの印象が圧倒的で、全体的にのり弁としての印象が薄かったのが残念。それなのに、なぜ「ハンバーグ海苔弁」とせず、「明太子」のほうを冠につける結果となったのかも気になる。気になるといえば、「弁当」の「当」がないのも、なんだか気になるというか落ちつかない。評価は6点(10点満点中)。
以前「10品目の海苔弁当」を買ったコープで売られていた、10品目ではないほうの普通ののり弁当。定価税込398円。熱量653キロカロリー。シノブフーズ株式会社千葉工場製。おかずの一部がご飯に浸食している半セパレートタイプで、おかずの内容は、白身魚フライ、ちくわ天、コロッケ、ハンバーグ、ソーセージ、卵焼き、きんぴら、大根の桜漬け、つけ合わせの具なしスパゲティという非常にオーソドックスなもの。だが、30円台にしては豪華な内容ともいえる。海苔オンザご飯の上には辛子明太子もひとさじ載っている。食べてみる。白身魚フライは、食感が硬いものであまりよろしくない。ちくわ天には甘ダレのようなものがかかっていて不思議な味だが、まあ美味くはない。ハンバーグは……と思って食べたら、これはハンバーグではなく肉だんごだった。ゴマがたくさん振りかけてあり、つくねのような味。コロッケは非常に薄っぺらいものでケチャップのようなソースがかけられていたが、コロッケの面積に対してその量が足りなかった。よかったのはソーセージで、噛むとパキッとするちゃんと粗挽きタイプ(味はなかったが)。あと、海苔の下にはなにもないように見えたが、食べてみると大量のおかかが存在していたところもよかった。総じて値段のわりには満足できる内容で、期待していなかったぶん評価は7点(10点満点中)と高め。それにしても最近辛子明太子がプラスされているものが多いと思う。
まいばすけっとの「イカフライ明太海苔弁当」を食べた。
前に「ハンバーグ海苔弁当」という変わり種のり弁を出したまいばすけっとの新商品。今度は白身魚フライの代わりにイカフライがメインのおかずとして君臨し、辛子明太子がひとさじだけ海苔の上に載っている。そのイカフライはおかずコーナーを一部飛び出しご飯エリアに浸食しているから、これは半セパレートタイプであると認定。定価税込399円、熱量761キロカロリー。前ののり弁同様、トオカツフーズ株式会社川口工場が製造している。のり弁のおかずとしてはイカフライも異色だが、なぜか今回も玉ねぎと人参のかき揚げが入っているのがやはり不思議で、このまいばすけっと以外にかき揚げが入ったのり弁を筆者は知らない。ほかのおかずは、ちくわ天、コロッケ、ポテトサラダ。添付調味料はなし。実食してみると、ソースがべっちょりとかかったイカフライは、思いのほか柔らかくジューシーで美味い。ちくわ天は、非常に小さいものだが青海苔が大量で香ばしい点が高評価。ケチャップソースみたいなものが半分だけかけられているコロッケは、レンジでチンしすぎたのかやたらソフトで口の中に入れると溶ける食感で味はまあ普通。ポテトサラダは、ジャガイモのゴロゴロ感が残っていて普通に美味しいが、少なすぎるのでもっと量がほしかったところ。かき揚げは、前食べたものよりも出汁の味が濃く染みていてごはんとのミスマッチ感はなかった。ところで、海苔とご飯のあいだにはなにも挟まれておらず、だからご飯を食べ進めるにあたっては辛子明太子の力を借りることとなったのだが、レンジでチンしてしまったため、明太子の風味がすっかりなくなってしまっていた。これから辛子明太子つきののり弁を食すときにはチンなしにしようと思う。イカフライが想像以上によかったので評価は8点(10点満点中)。まいばすけっと、次は白身魚フライの代わりになにを出してくるのかを期待したい。
同店は、前に食したまいばすけっとと同じイオン系のスーパーで、まいばすけっと同様、このところ都内に続々と出店している。定価税込306円。熱量は不明。千葉県船橋市にあるイオンフードサプライ株式会社が製造したもの。おかずとご飯が分かれたセパレートタイプで、添付調味料はソースのみ。まず特筆すべきは見た目の悪さだ。全体に隙間が多く、盛りつけも雑な感じで、残飯のようにも見える。内容的には、おかかが振りかけられ名刺大の海苔が2枚載ったごはん、白身魚フライ、ちくわ天、コロッケ、鶏の唐揚げ、卵焼き、大根の桜漬け、つけ合わせの具なしスパゲティというオーソドックスなラインナップ。まずはおかずから食べてみる。白身魚フライは、衣が厚く、中に入っている身の薄い白身魚は乾燥していてまずい。コロッケはいかにも冷凍食品という以外の感想がないもの。以上2点の揚げ物に対しソースの量が絶対的に足りないのもいただけない。ちくわ天は、味がないのでやはりソースがもっとほしかった。卵焼きは工場製で砂糖の味しかないもの。で、いちばんひどかったのが鶏の唐揚げ。衣が5ミリくらいあり、中の肉の量はほんのちょっぴり。唐揚げというより質の悪いチキンナゲットを食べているようだった。続いてご飯を食べてみる。なぜか、ほんのり塩味がしたので、?と思い「原材料名」のラベルを見てみると「塩飯(国産米使用)」とあり、おにぎりでもないのにご飯に塩をまぶしてあることが判明。なぜなのだろうか。総合的には見た目どおりの非常に残念なクオリティののり弁で、評価は0点(10点満点中)。不本意ながらイオン系ののり弁でまた0点が出てしまった。「おいしくてもおいしくなくても、どっちでもいい」というのが、のり弁の魅力なのだが、これほどまでにまずいのは困ってしまう。
家の近所に新しく開店したミニスーパー。弁当には力を入れているようで、店内のほか、店の外のワゴンにも陳列されている。定価税込321円。製造者と熱量は不明。おかずがご飯の上に載る一体型で、全面に敷かれた海苔オンザご飯の上に、白身魚フライ、ちくわ天、卵焼き、唐揚げ、きんぴら、大根の桜漬け……とのり弁として必要最小限な内容。見た目が非常に美しい。添付調味料はキユーピーのタルタルソースのみだが、たっぷりめな容量なのがうれしい。と期待しつつの実食。白身魚フライは、カラッと揚がっていて、サクサクしていてとても美味い。ジューシーさもあってタルタルソースともよく合う。ちくわ天は、味つけなしのさっぱり系で、これなら醤油がほしかったところ。卵焼きは、いかにもな工場製品で可もなく不可もなく。唐揚げは、見た目はややイマイチだったが、食べてみるとニンニク風味が効いていて美味。きんぴらは大さじ2杯くらいの量があり、食べ進めるうちにそれとご飯と混ざり合うことで生まれる味のハーモニーがとてもよかった(やはりのり弁は一体型がベストだ)。ちなみに、海苔とご飯のあいだはおかかだけであったが、おかかのない部分にもうっすらと醤油がかけられている点も、芸が細かくて評価できる。価格の安さを考えれば十分に満足できる内容で、評価は高評価の8点を与えたい(10点満点中)。また食べたい。
ライフの「おかずたっぷり海苔鮭弁当」を食べた。
以前、スーパー系ののり弁には白身魚フライの替わりに焼き鮭が載っているものが多いと書いたが、このスーパーののり弁も例外ではなかった。定価は税込429円。熱量は白身魚フライがないぶん少しヘルシーの780キロカロリー。株式会社ライフコーポレーション製。おかずの一部がご飯の上に載る半セパレートタイプで、内容は、焼鮭、ちくわ天、コロッケ、卵焼き、焼売、きんぴら、つけ合わせの具無スパゲッティというおかずチームに対し、海苔オンザご飯(ご飯と海苔のあいだには昆布のつくだ煮のみ、海苔の上には梅干しがほんのちょっぴり)という布陣。調味料がソースと醤油2種ついているのは親切で、梅干しが付加されているのも(のり弁にしては)めずらしいなあと思いながらの実食。大きくて色鮮やかな鮭は塩っ気が少なく非常にやさしい味。だから逆に弁当のおかずとしては少々こころもとない感じもする。焼売もおとなしめの味で、醤油を大量にかけるくらいでちょうどよかった。コロッケはひき肉多めで美味い。ちくわ天は味は普通だが、小さすぎるのが難点。卵焼きは甘く、きんぷらは細く刻まれている感じの食感が面白かった。というわけで、評価は可もなく不可もなくの5点(10点満点中)。全体的に薄味でご飯の量も少なめなので、スーパー利用者に多いであろう女性や年配の人向けなのだろうなという感想を持った。
コープ(生協)の「10品目の海苔弁当」を食べた。
おかずの一部がご飯の上に載った半セパレートタイプで、定価税込398円、熱量714キロカロリー。シノブフーズ株式会社千葉工場製。添付調味料はないが、弁当売り場の棚に自由に持ち帰れる醤油とソースの小袋が用意されていた。まずは商品名どおりの内容なのかを律儀に数えてみる。①ご飯、②ちくわ天、③白身魚フライ、④コロッケ、⑤ハンバーグ、⑥焼肉、⑦卵焼き、⑧マカロニサラダ、⑨大根の桜漬け、⑩つけ合わせの具なしスパゲッティ……と本当に10品目入っていた。しかし野菜類が皆無であり、こういう栄養バランスの悪い構成で「10品目」を謳うことになにか意味があるのだろうかと思ってしまった。そして実食。やたら細くて長いちくわ天は青海苔が多めで風味豊かなもの。これなら醤油はあまり必要ない。タルタルソースがちょこんと載った白身魚フライは味は普通だが、小さくてややものたりない。コロッケの上にはなぜかケチャップが載っており、半信半疑な気持ちで食べてみたがコロッケとケチャップはやっぱり合わない。と思っていたらハンバーグにも甘いケチャップのようなソースがからめられていた。下に敷いてあるスパゲッティもケチャップ味だし、このメーカーはどれだけケチャップ推しなんだ!と思う。ご飯の左上部分に配置された焼肉は、豚バラ肉に塩だれのようなソースがかかっているもので、のり弁にこの種のおかずが入っているのは初体験だったこともあり、新鮮な気持ちで食べられた。残念だったのは、海苔とご飯のあいだになにも挟まれていなかったこと。そのせいか「のり弁当感」が非常に乏しく、「単にご飯の上に海苔が載った普通の弁当」を食べているような気持ちになってしまった。のり弁の構成要素においてのおかかや昆布のつくだ煮の存在は重要なのだなあと再認識しつつ、評価は5点(10点満点中)。
スーパーみらべるの「のり弁当」を食べた。
同店は練馬、板橋を中心に店舗を持つ地元密着系のスーパー。野菜や鮮魚などが安いのでよく利用しているが、今回初めて弁当を購入した。定価税込378円、熱量は記載なし。全面海苔ご飯の上におかずが載る一体型タイプで、大きさはほかの弁当類よりもふたまわりくらい小さいものの、その分容器に高さがある。海苔の上の鎮座しているのは、白身魚フライ、ちくわ天、鶏の唐揚げ、きんぴら、大根の桜漬け、とシンプル。添付調味料はないが、レジのところにご自由におとりくださいというかたちで醤油とソースが置いてあった。実食してまず驚いたのが、海苔の下にあるおかかの多さ。しかも偏ることなく、ご飯の上にまんべんなく敷きつめられている。これだけ多いと、おかずに頼ることなく最後まで食べ進められる安心感があってうれしい。やや小ぶりの白身魚フライの味は普通だったが、唐揚げはかなり大ぶりなもので、コンビニ弁当でのそれと違い「お店で揚げた感」があって美味しかった。きんぴらもつくりたてなのかゴボウがしっかりとした食感で、これもコンビニ弁当とは一線を画するものがある。一方で、ちくわ天は青海苔がないのが味として少しものたりなった。というわけで、おかずのレベルは総合的に及第点レベルではあるが、おかかの量の多さがご飯をひきたてており、総合的な評価は8点(10点満点中)。この店のほかの弁当も今度買ってみたい。